古典朝顔　団十郎朝顔　あさがおの苗
3寸ポット苗　2ポットセット
開花時期：8月頃

*団十郎朝顔（だんじゅうろうあさがお）は、アサガオの一種。その発祥は、幕末から明治に活躍した入谷（現在の台東区）の植木屋（棒手振り　ぼてふり）成田屋留次郎が大きく関与したと考えられています。歌舞伎の市川團十郎のファンだった山崎留次郎は、屋号を團十郎の屋号の成田屋に変え、渋柿色（団十郎茶）の丸咲きアサガオを「団十郎」と名付け、人気を得ました。

朝顔はヒルガオ科の一年草で、奈良時代、遣唐使によって薬草としてもたらされた。漢方の効用は下剤。後に観賞用となる。鈴木其一の「朝顔図屏風」でも知られるように、江戸時代後期には好事家たちにもてはやされ大流行したそうです。
この品種に関しては、インターネット上では「江戸時代に団十郎の茶色として一世を風靡した」「種の確保が容易ではない」「生産量が激減し戦後途絶えた」「幻の朝顔と言われていた」等の表現を使われることが多いが、そこには検証可能な参考文献や出典が全く示されておらず根拠に乏しい。
蝉葉の大輪朝顔が表れたのは明治以降であるため、江戸時代からの品種ということはあり得ないし、大輪朝顔の愛好家の品種のため、以前は市販されることもなく、「生産が激減し戦後途絶えた」等の表現はふさわしくないと思われる。
しかしながら、、ライムグリーン葉い朝顔としては珍しい海老茶色の花。そして海老茶色に白の日輪抜けはコントラストも非常に「粋」で美しく、育てるものを歌舞伎役者「團十郎」のごとく魅了します。生産者さんにおいても「団十郎朝顔」の増殖は困難を極め、個体数を維持するのがやっと・・・・そういう意味では「幻の朝顔」と呼ぶことにおいては相応しい朝顔といえます。